商品スペック■素材/原料 :ガラス■サイズ :本体/約Φ70×H090mm (一番膨らんでいるところを計測)■原産国 :日本(岡山県)スタッフより■1点ずつ吹いて制作しているため、それぞれ音色やサイズが異なります。
また、天然素材を原料にして制作しているため、ガラスの色の濃さや色ムラの具合に個体差があります。
なお、その性質上、色の表面に小さな気泡や色抜けが生じることがあります。
表情の一つとしてお楽しみ下さい。
■ご使用のパソコンのモニターによって、実際の商品と色柄が異なって見える場合があります。
予めご了承下さい。
HOME > インテリア雑貨 > インテリア小物 > 風鈴【当店限定】ずっと聞いていたい程やわらかな音色の風鈴 ヒロイグラススタジオ/GRICE 風鈴 mld20お米を溶かして生まれた宙吹き風鈴代官山店の中庭からお店に入ると、ヒロイグラススタジオの風鈴の音色が聞こえてきます。
その音が何ともやわらかくて、とっても丸みのあるやさしい音色をしているんですね。
その心地良さ故、お店に入るたびにいつも風鈴を見上げてその音に耳を澄ましています。
ぜひその音色は動画で聞いていただきたいのですが、風に揺れると涼しげで、ちょっと気持ちもすっきり落ち着くような、穏やかな音なのです。
■やわらかな音色が生まれる理由このやわらかくてこもらず響く音はどうやって生まれているのか、つくり手の花岡さんに伺ったところ、いくつか答えを教えていただきました。
一つめは、イタリアのガラステクニック(ヴェネチアンテクニックとも言うそう)を使って、とても薄く仕上げているから。
一般的には棒にガラスを巻き取って吹いていきますが、この技法の場合、途中途中でガラスを切り離していくそうなんですね。
切り離すってどういうことだろう?と思ったのですが、吹いて、余分なガラスを切り落として、吹いて、切り落として・・・を繰り返して、薄く大きく膨らませていくのだそうです。
タイミングの良さ、スピードの高度なコントロールが必要なので、何度も作って経験を積み重ねることで、ようやく習得できる技です。
二つめは、中心に付いているストローのような細長い棒。
拡大画像でご覧いただくとわかりやすいのですが、凹凸のある形をしています(この棒も花岡さんが制作)。
風が吹いた時、フラットな表面よりも凹凸がある方が接地が少ないので、より軽やかでやさしく響くのです。
■オブジェのような形から生まれる影もきれい棒に巻き取ったガラスを、8本のラインが入ったモールド(型)に押して模様を作り、その後に宙吹きした「mld8」、20本ラインのモールドを使った「mld20」の2種類を作っていただきました(WEBでは当店限定)。
太陽の光が反射して生まれる影がまたドラマチック!壁の近くに吊るすと、キラキラと神秘的な光と影が楽しめます。
■お米を溶かして生まれたブルーグレー形も素敵なのですが、色についても、花岡さんのガラスアイテムならではのストーリーがあります。
普通ガラスの発色には金や銅などの鉱物を使うのですが、「GRICE(グライス)」の淡いブルーグレーは、花岡さんオリジナルの色。
この色、岡山で農家を営まれている花岡さんのお父さまが作ったお米を灰になるまで焼いて、それを微粉末にして透明ガラスに混ぜるという方法で作られています。
1年中お米作りをずっと頑張ってきた中、収穫間際の天害などによって出荷ができなくなってしまった。
農家ではそんなことも多いそう。
そんな姿を見て「このお米を使って何か自分にできることはないか」、「備前焼の陶器にように、その土地ならではのガラスって何だろう」と考え抜き、紆余曲折を重ねた上にようやくこの色が誕生。
「グラス」と「ライス(お米)」を合わせ、「グライス」と名付けられています。
ご自宅用にはもちろん、ボックス入りなので夏の贈り物にもおすすめ。
いつまでもその音色を聞いて、風に揺れる姿を眺めていたくなる風鈴、ぜひ一緒に夏を涼やかに過ごしていただけたらなと思います。
※ギフト対応について花岡 央